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ヴィンセント・ペトウェイvsサイモン・ブラウンの試合です。
1995年、ボクシングIBF世界スーパーウェルター級タイトルをかけたこの戦いは、失神後の選手の様子が衝撃的な試合でした。
圧倒的不利と言われていたテリー・ノリスに初めてのテンカウントを聞かせ、大金星の2階級制覇を達成したのち、王座陥落し再び栄冠を目指すサイモンと、初の防衛戦のペトウェイの対戦です。
試合が始まると、距離をつめてくるサイモンに対し、ペトウェイは軽快なフットワークとジャブでアウトボクシングを展開します。
しかし1R終盤、ペトウェイが左フックをカウンターでもらいぐらつくと、サイモンが追撃しダウン。
すぐに立ち上がりますが脚に来ています。
1R、残り時間あと僅か。ペトウェイはクリンチでしのぎます。
2R、回復したペトウェイが再びアウトボクシングをし、3R今度はペトウェイがダウンを奪います。
ジャブの打ち終わりに合わせた見事なストレートです。
そして5Rには、サイモンがローブローをし、座り込んだペトウェイに対して追撃をします。
しかしレフェリーはダウンと判断。これにはペトウェイも怒りを露わにします。
6Rにはサイモンがバッティングで試合は一時中断。荒れた試合になってきます。
しかしその30秒後、ペトウェイが怒りの鉄槌を下します。
前に出てきたサイモンにペトウェイが打ち合いで応じます。
ペトウェイ渾身の左がサイモンの顎に炸裂。
サイモンは脚を硬直させ失神、後ろに倒れ込みます。
サイモンはなんと失神しながらファイティングポーズを取り、パンチを打っています。
意識を失ってもなお戦い続けているのでしょうか。凄まじいファイティングスピリッツです。
しかし、サイモンは立ち上がることなく、そのままKOとなりました。
この試合は、反則され追い込まれたペトウェイが見せた見事な一撃と、失神しながらも戦おうとするサイモンの姿が衝撃的でした。