座ったまま失神!衝撃KOの瞬間【解説】#ボクシング #格闘技

座ったまま失神!衝撃KOの瞬間【解説】#ボクシング   #格闘技

ダウンの瞬間が衝撃的なアルツール・アブラハム vs. コーレン・ゲボルの試合を紹介します。
アブラハムはIBF世界ミドル級チャンピオンで、後にスーパーミドルを合わせた2階級制覇チャンピオンになる選手です。
一方ゲボルはヨーロッパチャンピオンで、この試合はIBFミドル級のベルトをかけたタイトルマッチです。

試合が始まると1Rからゲボルが攻めたて、アブラハムをコーナーに詰めます。
2R以降も、終始ゲボルがプレッシャーをかける展開が続きます。

しかし次第にアブラハムが攻勢に転ずる場面が増え、ゲボルに疲れが見えてきます。
そして11R、ついにその場面が訪れます。
開始早々インファイトでプレッシャーをかけていくゲボル。
アブラハムが打ち返し、打ち合いになるとゲボルのアッパーにアブラハムの左のショートがカウンターでヒット。

その瞬間、ゲボルは糸が切れたマリオネットのように脱力。
膝を曲げ座ったたまま失神。その様子を見たレフェリーはすぐにTKOを宣告しました。

スローで見てみると、アブラハムがヒットしたパンチはフルスイングではなく、コンパクトなショベルフックですがゲボルはパンチが見えていないことがわかります。
意識の外から迎え撃つ形でカウンターが決まったので一発で効いてしまったのでしょう。
パンチで一番重要なのはパワーではなくタイミングといわれる所以がわかるシーンです。
当たった瞬間、ゲボルの顔が大きく揺れ動いています。
ゲボルは天井を見上げたまま、しばらく起き上がれませんでした。

アブラハムがコンパクトなパンチで一瞬にして相手の意識を断ち切ったKOでした。

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