■あいき稽古切り抜き帳 2024.10.4
日々の稽古の様子を皆さんと共有し、より研鑽できればと思い、
未熟ではありますが、あえて投稿させていただいております。
今回は、「攻守一体合気(あいき)」です。
相手がいついかなる時攻撃に転じても
冷静に対処できるかを検証しながら稽古しています。
よろしければ、ご笑覧ください。
動かすには、そこを動かせばいいだけ。
動かないのは、そこが動かしていないから。
シンプルな考えをもとに
予備動作・フェイントなどをせずそのままの状態から
「思い通りどの方向にも動かせるかどうか」を検証しながら
稽古しております。
力みがあると自分で自分の身体を固定しているようなもので、
自在に動けない状態を自らつくりだしています。
力みがあると意図した部位に意識が届きませんので、
精確に動かすことができません。
~意図した部分が(本当に)動けているかどうか~
それがすべてであり、それ以上でもそれ以下でもない。
「技を磨くより 感覚を磨く」
~動きの原点・本質を探る~
私たちの道場では、「純粋な動き」や「自然な動き」とは何かを追求しています。
一般的な動きと区別するために、この「純粋な動き」「素の動き」を「ⓐ」または「あいき」と表しています。
ⓐあいきは、特殊な何かではなく、「自然現象」そのものとしてみています。
ⓐあいきは、いわば動きのエキスであり、実行者の意に沿って働くようになります。
つまり、ⓐあいきは「動くだけで利く動き」となり、力むことなく効率的で、疲れにくく、傷めにくい動きとなります。
この動きは、武術やスポーツ、その他あらゆる動き全般に役立てることが可能でしょう。
従来の動きから脱却し、 ⓐあいき という本質的な動きを習得することで、あなたもより自然で意に適った動きを身につけることができるでしょう。
ⓐあいき は、あなたのパフォーマンスを向上させ、より充実した生活を送るためのカギとなることでしょう。
動きの本質を見極めるために、あえてゆるり稽古を主にしています。
むずかしい理論や解剖学、生理学等一切必要ありません。
ただひたすら、素直に動くことを目指すだけです。
現象が心と完全に連動する世界をめざして…。
興味のある方は是非、私たちの道場で ⓐあいき を体験していただきたいと思います。