中学生男子1年組手決勝戦 同門対決名勝負! 第49回全日本空手道連盟剛柔会全国空手道選手権大会

中学生男子1年組手決勝戦 同門対決名勝負! 第49回全日本空手道連盟剛柔会全国空手道選手権大会

準決勝戦で腰あたりを痛めてしまった青の592選手。
準決勝終了後にドクターが呼ばれて手当てを行いました。
決勝戦の対戦相手は同門(香川)の558選手で青の592選手は
棄権しても不思議ではない状況でした。双方の指導者・コーチ
陣が冷静に状況を把握して、最終的に592選手本人の意識を尊
重して試合が行われました。この試合の素晴らしかった点は、
ここまでの経緯よりも試合を行うと決めた際の両者の試合に
対する姿勢です。やると決めた以上、双方ともに全力を出し
切りました。片方が手を抜くこともなく、片方が怪我の痛み
を表に出すようなこともなく、指導者・コーチ陣の対応や応
援やアドバイスも的確だったと思います。
昨今の「勝てばいい」という競技趣向の中において流派の大
会ならではの温かみと人間性と武道性を感じる素晴らしい試
合でした。この場を借りまして592選手と558選手に改めて
感謝を伝えたいと思います。久しぶりに私の知っている日本
らしい空手を感じる素晴らしい試合でした。また、どこかで
お会いできることを楽しみにしています。

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