格闘家の皇治が9日、都内某所で2月5日に開催する自身初の自主興行『NARIAGARI』の東京オーディションを実施した。
『NARIAGARI』は、皇治が「格闘技界への恩返し」として、将来のスター選手の輩出も見据えて開催する、アマチュア格闘技の選手が対象となる大会。旗揚げ戦は2月5日に大阪「176BOX」にて開催予定で、「一人でも多くの人に見ていただきたい」という皇治の思いを受けて、SmartNewsでのライブ配信が決定した。
皇治は会見で「まだまだ自分も成り上がってるところですけど、ホンマにたくさんの人に支えられて、11年かけK-1にたどりついて、勝ったり負けたりしてRIZINに上がれるようになって、最低限のところに来れたかなと。でも、地方には努力してもなかなか有名になれなかったり、メジャーに行けない選手も山のようにいるので、そういう人を発掘して、この『NARIAGARI』が夢を追ってる奴らの踏み台になれればいいなと思ってます」と設立への思いを語った。
格闘技界では現在、朝倉未来がプロデュースする『BreakingDown』が人気を集めているが、皇治も「お姉ちゃんのお店に行ったら、格闘技の小さい団体のチャンピオンよりBreakingDownの選手の方を知ってる。ライトな層が格闘技に興味を持ってくれていいことだと思ってる」と好意的に捉えているが、「NARIAGARIは再生数を稼いだり有名になりたいという人ではなく、格闘技で成り上がりたい奴らをサポートしたい」と違いを明確に説明した。
プロ大会ではないが、勝者には破格の賞金100万円を用意するなど、格闘技の底辺拡大への尽力を強調した皇治CEO。試合のルールはキックボクシングかボクシングの立ち技が基本だが、総合格闘技も視野に入れる。「不良を有名にしたい訳じゃない。格闘技を盛り上げたいと思うならオタクでも不良でも」と門戸を開けているオーディションの募集期間は、21日まで。
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