吉成名高が手にしたWBCムエタイ ナイ カノムトム タイトルとは?!(WBC MuayThai NAI KHANNOM TOM)

吉成名高が手にしたWBCムエタイ ナイ カノムトム タイトルとは?!(WBC MuayThai NAI KHANNOM TOM)

※この動画はWBCムエタイからいただいた動画に翻訳を加えたものです。テロップの切り替わりが早いので以下に内容をまとめました。

2021年12月5日 ニューピアホールにて行われたBOM WAVE07 The2ndのメインイベントにて吉成名高が手にしたWBCムエタイ ナイ・カノムトムのベルトは、タイ及び世界にてムエタイ技術で有名な伝説のムエタイ選手を称える特別賞の一部として作成され特別な機会に勝者に授与されるベルトです。

◆WBCムエタイ『ナイ・カノムトム』のベルトとは

無形文化遺産であるムエタイの伝説の象徴『ナイ・カノムトム』
WBCムエタイは、このベルトをタイの人々の愛と配慮に基づきドイトゥン地域開発プロジェクトとして良い世界を作る為に作られました。

ゴールデントライアングル(黄金の三角地帯とは、タイ、ミャンマー、ラオスの3国がメコン川で接する山岳地帯)の中心ドイトゥン(タイ北部の地域)の人々は、30年前には森林破壊に頼ることしか出来なかったり、自分たちの生活のためにアヘンの栽培や密売などをしていました。

ドイトゥン地域に伝わるモチーフをM.L.メーフォール財団とドイトゥン開発プロジェクトが共同開発して作られた物が師ナイ・カノムトムを称えるこの特別なベルトです。このベルトは、民族的な織りの知恵と現代的な創造性が完璧に融合し、熟練の技術によって作成されています。

青の色合いが調和し等間隔に並ぶタイの伝統的な菱形模様が、色のグラデーションにより生き生きとしたものになっています。この織物はペットボトルをリサイクルした糸を使用し全工程で環境に配慮した手工芸品となっています。

このベルトを含め手工芸品を作ることでドイトゥン地域に洗練された仕事の時間が与えられています。

偉大なるナイ・カノムトム氏に敬意を表す
ムエタイの生みの親(ムエタイの父)ナイ カノムトムのベルトです。

◆ ナイ・カノムトムの伝説

WBCムエタイは、ムエボラン(古式ムエタイ)を8肢(両手・両足・両膝・両肘)を使う格闘技の芸術である近代のムエタイに発展させて下さった偉大な父ナイ・カノムトム氏とこの事に関わった全てのムエタイの先生方に敬意を表します。

伝記によると、師ナイ・カノムトムはボクサー(ムエタイ戦士)でありながらも、タイ国軍の兵士でもありました。1767年、近隣国との数多くの戦争の中で、師ナイ・カノムトムはビルマ(現在のミャンマー)の捕虜となり、ビルマに連れて行かれました。

ある日ビルマの王が宗教的なお祭りを開催しました。そのお祭りの中でいくつかの武術コンテストが行われました。ムエタイを使うナイ・カノムトムは、ビルマ格闘技(現在のミャンマーラウェーの元となった武術)のチャンピオンと闘う事となり、ナイ・カノムトムはビルマチャンピオンを簡単に倒しました。その後も、一度も休むことなく9人のビルマの格闘家を倒し、ビルマ格闘家達全員がナイ・カノムトムの素手と膝と肘の攻撃により地面に倒され起き上がる事が出来ませんでした。

ビルマ王は「シャム人(現在のタイ人)の全身には毒が備わっているのか!」「素手でも9人、10人の格闘家を倒すことができるのか!」と感動しまた。そして、ナイ・カノムトムと捕虜となった全てのシャム族(現在のタイ人)に自由を与えたという伝説です。

ナイ・カノムトムの格闘家としての伝説と、ムエタイの先導者としての伝説は今もなお続いています。

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